仕事してると中二病になるって話
貴様らに名乗る名など持ち合わせておらぬが、折角だ。
冥土の土産に我の名を教えてやろう、我が名は古歌だ。
訳:ども、古歌です。
さて、仕事も佳境に入る前に古歌さんの昇天しそうな毎日です。つかさー、今年忙しすぎだろ。なんだこれ、過去最高だよこの連勤。絶賛社畜の毎日ですとも。
そんな忙しいと、ついつい口をついて出そうになる厨二なお言葉。
今年は若い精霊が随分とはしゃいでいるな。此れ程までに今年は精霊ノ王の力が弱まっているのか。
訳:窓が子供の手垢だらけで拭くのめんどいし親が躾とけよ。
なに!?こんな水が豊かな場所にまで火霊が住み着いているのか!結界が弱かったか……
訳:風呂場で線香花火する馬鹿はどこのどいつだ。
確かに貴様とは契約を交わしている。だが己惚れるな人間よ!!貴様程度の魔力でこの私を捕えられると思っているのか!!
訳:てめぇナンボの金で利用しているのかもう一度考えてみろ。
幾重にも重なる穢れを其の身に背負いし白き聖布よ、いま一度、浄化の力を持って此処に甦れ……
訳:早く洗濯終われ。(回る二層式洗濯機を見つめながら絶頂で呟いた言葉)
もうね、痛々しくて真面目に考えてる自分の脳味噌を洗濯漂白したい。
相変わらず職場の馬鹿ババアは使えないし。なんだ、もう塵芥に還れ。我が封じられし右腕の魔力が疼きだす前に、今直ぐ此処から立ち去れええぇぇぇぇ!!みたいな感じになる、脳内が。
いや、流石に口に出さないよ。口に出さないけど、なぜか忙しければ忙しい程に脳内が厨二化していく不思議。
昨晩は自転車で帰りながら、私は今風になっている……とかナチュラルに考えてて、駄目だコイツ早くなんとかしないと状態です。
誰か、誰か古歌さんを止めてくれ。もう自分でも止められない。こうなったら最期、全てを終らせるまで私は止まれないんだああああぁぁぁぁぁぁ!!
まぁ、一人で勝手にひっそり厨二してる分にはいいと思うのね。
口にも態度にも出さず、一人でひっそり楽しむ。それが大人な厨二の嗜み方です。
ではでは、貴様ら覚えておけ。次に我に出会うまで、それまで貴様らには時間を与えてやる。せいぜい僅かな時間を楽しみ、虚しき愉悦にでも浸るがいい。
訳:夏休み楽しんでくださいね。