日々妄想を逍遥

ダイアリーから移築。中身は変わらずに色々と、あることないこと書き込んでます。

2010-06-01から1ヶ月間の記事一覧

12代目脱走計画−雪都逃げマース−

匡が出かけて一時間。ぼちぼち目がストライキを起こし始める。これ以上書類に向かっていると精神の崩壊を招きそうで、雪都は持っていたペンを放り投げる。五分の一程に減った書類だけど、終わりがまったく見えない。むしろ、見せる気なんかないだろうと雪都…

12代目脱走計画

「飽きた・・・。」書類の海に埋もれること早三日目。流石に、紙の山は減ったけれど、それと同時に順調に雪都のHPも減っている。 人間が過ごす最適な環境に整えられたご大層な執務室。エアコン様様。この機械のおかげで最高な環境で最低な仕事が出来る。馬…

美しさは幻想かって話

美しいって言葉は難しいと思うお年頃。そんな古歌さん、案外美意識がオカシイです。結構、人がグロいって言う物を綺麗だと思ったりします。 まぁ、何を美しいと思い、何を醜いと思うかなんてのは、あくまで個人的な感覚だと思いますけどね。 さて、明日はブ…

悔しさを身のうちに笑ってみせましょうか。

腕に舞い踊る黒い蝶の羽根。 例えこの身に羽根を刻もうとも、何処にも飛び立てない。 もちろん、そんなこと知っている。それでも、望まずにはいられない。何処かへ行きたい。何処か遠くへ。ここではない何処かへ。 何処へ行きたいのか、そんなの解らない。 …

涙なんて流してたまるか。

噛み締めた血の味は忘れない。忘れてはいけない。それを糧に、前に歩くんだから。 泣いてたまるか、涙なんて見せてたまるか。涙は付け入る隙でしかない。涙を器用に使って嘘を使って生きるには、自分は弱いから。嘘に隙を作る涙は流さない事にした。表情を作…

疲れたって話

炎天下を歩き回る馬鹿な古歌さん。しかも、何を考えたのか、長袖着てました。 いや、朝は寒かったじゃんか。 さーて、更新頻度が下がってると指摘されたよ。つか、お前なんでコレ見てんだ、しーちゃん!! しーちゃんにばれました。好き勝手にネタにしまくっ…

タイトルでお察しの方もそうでない方も、古歌の愚痴を聞いてください聞かないか?聞けよ。(上から目線かよ)悪いか。そんな気分だ(あっそ。)そうです、事件再び。一度あることは二度あって、二度在ることは三度ある。ってことは、まだもう一回残ってるわけ?(…

Tatoo−黒い猫−

チッチと舌を鳴らしながら、少年は片手に皿を乗せて器用にバランスを保ったまましゃがみこむ。皿の上に乗るのは、濁った目をした魚の頭。 「ねこー、ねこねこ。出ておいでぇ、ご飯だよー。」 咥えた煙草をそのままに喋る少年の言葉は、少しだけ舌ったらずに…