散歩からの生還
死ぬ気で歩く海辺の道。
気軽に散歩だなんて思いつくんじゃなかったと後悔しても後の祭りである。
人は思いつきで行動すると碌な目に合わない。学習しようと思うけど、毎回思うだけで結局同じことの繰り返し。そんな日々の繰り返しを積み重ねて私が形成されている。
「ここは・・・どこなんだぁ!!」
叫ぶ海辺の道路。人も車も、何も見えない。自分以外で動いているのは寄せては離れる波だけで。
普通に歩いてるだけだったはずなのに、気づけばこの場所に来ていた。
ジャンプ体質。
世界の狭間にあるエアポケットに落ちやすい体質なんだと、友人は語る。
自分でコントロールするこは出来ない。
本当にイキナリ、脈絡もなく何処とも知れない場所にジャンプしてしまう。
テレポーテーションみたいに、地球上を移動するだけなら、まだマシだった。
でも、私のジャンプはもっと複雑らしい。
異世界へのジャンプ。
時々時空間を歪ませる能力付き。コントロールは不可。
そんな能力、まるで意味が無いんだよ。
実際、この能力で得したことなんて一つも無い。
失踪人扱いにされたことは数知れず。今じゃ実家で私の扱いは底辺越えて居ない人にされてるよ。
こっちだって好きで失踪人してる訳じゃないのに。
ジャンプ先は特定出来ない。
携帯もパソコンも衛星通信も通用しない世界だからね。
かれこれ一時間、歩き回ってます。
腕時計の針は一周して、このまま歩き続けてもどこへ行き着けるか知れないし。
いい加減喉も乾いた、お腹も減った。
へたりこみそうな足を叱咤する。今立ち止まったら、絶対にもう二度と立ち上がれない自信があるよ。
ジャンプ先では、心が折れない事が肝心だ。
心が折れたら最後、戻れなくなる気がする。怖くて試したことはないから、確証なんてないけどね。
−懺悔−
ぶっちぎりでもいいじゃないか、古歌です。
続きが浮かばない。駄目だ。マジで煩悩メーターがレッドランプになってる。
古歌さんから妄想とったら残りはカスかゴミなんですけど。
うーん、どうしたんだろう。
本当に最近駄目なんだよねぇ。
これは忙しい夏の反動だと思っておこう。おk?
ってことで、色々酷いまま終わる。