日々妄想を逍遥

ダイアリーから移築。中身は変わらずに色々と、あることないこと書き込んでます。

仲良くできるとか幻想ですよね。

お願いだから、俺の名前を呼ばないで欲しい。
俺の名前は、俺にとってとても大切な宝物だから。それを土足で荒らすような真似をしないで欲しい。
名前ってのはね、本当に大切で大好きな人に呼んでもらうから意味がある訳で、そりゃ俺だってそれなりに仮面被って笑顔で交わすけど、ホントに限界。



あ、皆様のアイドル、鳴響雪都くんでーす!!
初っ端からごめんねぇ。ちょっとねぇ、俺のか細い理性の糸が千切れそうかもぉ。あ、千切れるんだよ?切れるんじゃなないのー。
俺にそこまで言わせるのって、かなりだからねぇ、思わず自分で作ったキャラを忘れるぐらいだよー。



「雪都!何で俺を無視するんだよっ!!俺が話しかけてやってるんだからちゃんと聞けよっ!!」



いや、お前何様なんだ・・・よぉー。
もう嫌だなー、この空間。
今日は久しぶりに生徒会室に来て仕事してまーす。一応、俺だって生徒会会計だしぃ、仕事がチョー溜まってるしぃ、それに生徒会の仕事が滞ると風紀にも迷惑かかるしぃ、つか三芳ちゃんに迷惑かかるしー。
でも、ちょっと後悔。
生徒会室で書類だけ纏めて帰るつもりだったけど、宇宙人くんもその信者も誰もいなくて、油断してそのまま仕事してた自分死ねー。
俺は、今絶賛宇宙人に絡まれ真っ最中な感じでーす、
チっ、死ねよ宇宙人。



「ねぇ、何度も言うけど名前呼ばないで。それから、俺は仕事してるからねぇ。」
「なんでだよっ!友達だろっ!!」




宇宙人くん、いちいち!!付けないと喋れないのかねぇ。
五月蠅いよー、帰りたいよー。




「友達じゃないしー、それに俺は今生徒会の仕事してるんだよぉ?どっかの誰かさん達が仕事しないから、俺がやってるのぉ。」



うん、これ嫌味ね。
自分の責任を丸投げしてる馬鹿な役員に嫌味ねー。
つーか、お前ら仕事しないなら生徒会室くるなよカスが。しかも特権使いまくって授業は出てないし宇宙人連れこむしマジでカス・・・だよねぇー。
ヤバイなぁ、意識しないとこのキャラ出来ないや。落ち着けー、俺。




「仕事なんて後でいいだろ?それに、雪都がサボるからなんだぞ!真面目に仕事しろよなっ!!」




黙れ部外者、つかお前が邪魔するから仕事にならないんだよ。そもそも、お前何様?ここ、一応部外者立ち入り禁止なんだけど。生徒の個人情報もあるし、それに学園運営上一般性とに漏れるとマズイ情報もあるんだけど。




「なぁ、雪都ってば!!」



これ、俺怒ってもいいよねぇ?俺に非はないよねぇ?




「雪都、居る……話がある、風紀室へ来い。」




三芳ちゃん、そんなところも男前だぁ。



「なんだよお前っ!!今、雪都は俺と話してるんだから邪魔するなっ!!」
「東雲、三千院、その宇宙人を躾けとけ。それから、鳴響を暫く風紀で借りる。これが理事長印だ。」



わぉ、三芳ちゃんが神様に見えてきたかもぉ。うん、俺も調子戻ったしー、えっと今途中の書類とデータをコピーして、それから必要なファイルは…えーっと、フラッシュメモリでいいかな?それに、このノーパソ君は持っていかないと。




「テメェ鷲崎、何勝手言ってやがる。」
「勝手も何もない。正式な手続きを踏んだ要請だ。文句があるなら理事長に言え。」




会長と三芳ちゃん、あ、鷲崎って三芳ちゃんの事ね。二人が睨み合ってる間に、俺の準備は完了。宇宙人くんも三芳ちゃんに噛み付いてるし、今の俺は安全。





「伯父さんがそんな事するはずがないっ!!」
「あぁ、代行では無く本当の理事長に承認を貰った。」




あ、宇宙人が泣いたー。三芳ちゃん、泣かしたーんだ。わるーいのぉ。




「雪都、行くぞ。」
「はーい。」



三芳ちゃんが、荷物を持ってくれる。助かったぁ、俺には重いんだよね。俺、自他共に認める非力だもん。箸より重いものはガチで持ちたくない。





「雪都っ!なんで俺を置いてくんだよっ!俺は雪都と友達だろ?なんで、ソイツの言う事聞くんだよっ!まさか、雪都ソイツに脅されてるのかっ!なら心配しなくていいぞ!!俺が助けッ…。」




最後まで聞きたくないから、俺は宇宙人くんを初めて睨みつける。
普段は絶対に視線合わさないし、むしろ視界に入れないようにしてるからね。




「五月蠅い。黙れ。俺に構うな。」
「な、なんでっ!!」
「嫌いだからだよ、お前が。」
「なっ!!どーしてそんな酷い事言うんだよっ!!友達だろっ!!」
「一生言ってろクソが。俺は、お前が嫌いだし出来れば無関心で居たかったよ。」




あれ?宇宙人くん、なんで顔真っ赤なの?なんで泣いてるの?つか泣き顔汚くて笑えるー。しかも、なんで信者総出で慰めてるの?俺、睨まれる謂れ無いんだけど。うぜぇーの。




「それから、もう一つ。これは、俺からのお願い。」
「な、なんだ?やっぱり脅されて・・・。」
「二度と俺の視界に入るな、名前を呼ぶな関るな。」



はい、生徒会室出てきましたぁ。最後の宇宙人くんの顔、チョー笑えたチョー受ける。マジで、本当に変な顔してたし。




「お前は…。」



あれぇ?三芳ちゃん、何か怒ってる…より、呆れてなーい?微妙に、俺の事馬鹿にしてなぁい?




「穏便に済まそうとした俺の苦労を返せ。」
「どっこが穏便か教えてよぉ。」



三芳ちゃん、むしろ喧嘩売りに来たみたいだったよぉ?





「あーあ、それにしても宇宙人うぜぇーよぉ。」
「あぁ、本気で切れそうになってたな。」
「うーん、三芳ちゃん来なかったら切れてたよー。でも、俺ちゃんとお仕事してるのにねぇー。」
「そうだな。」




三芳ちゃんが、頑張りましたって頭を撫でてくれた。
へへ、俺、この抱えた仕事の山も頑張って登れる気がするー。
俺、チョー頑張るねぇ。




「取り敢えず、風紀室でお茶だな。お菓子もあるぞ。」
「やったぁー、三芳ちゃん、らぶぅ。」
「はいはい、らぶぅ。」








−古歌の言い訳コーナー−
三芳ちゃんと雪都第二段。
やばい、細切れで好きなシーンだけ書くのハマルかも。これ、チョーいいよ、楽だモン。
ちなみに、今回雪都くんの内面変化がテーマです。書き方で内面変化を付けてみたつもりですが、つもりで終わりました。
うーん、実は結構この子難産になりそうな予感だ。


ちなみに、古歌は雪都って名前を結構多様してます。
基本ベースは同じだけど、色んなタイプの雪都がいます。
前に書いた十二代目の雪都もそうだし、万屋の雪ちゃんも、ここに分類されるかな。
雪都って名前は、お気に入りです。
見てる方から見れば手抜きしやがってコノヤローって感じですかね?
あー、それにしても鬼束ちーちゃん癒されるよ。
この迫力のある声は、弱ってるときは厳禁です。でも、この声に抵抗できる力がある時は本当に原動力になってくれる声です。
もう大好きだよ鬼束ちーちゃん。