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日々妄想を逍遥

ダイアリーから移築。中身は変わらずに色々と、あることないこと書き込んでます。

もう一度会ってみたいから。

二次元妄想日記

最近、話題になってる広告がある。
いきなり渋谷の駅に並んだ巨大な広告は、小さなジュエリーデザインの会社の広告だった。「乱世」と名前の付いたその会社は、口コミでそこそこの人気を誇る若者向けのジュエリーをデザインしている会社。
シルバーを中心にちょっと高いけれど手が届く価格で、何よりそのデザインが変わっていると評判だったらしい。


大きな広告は、黒をバックに半裸の男性が舌を出した物。
腰に一枚黒い布を巻いた、やたらと色の白い線の細いモデルは思いっきり舌を伸ばして、そこにはシルバーの鎖が絡みついてぶら下がるのは新作のシルバーヘッド。目元には犯罪者のような黒い目線が入って、顔ははっきり解らない。ただ、見えてる全ての部分はとても整っている。
黒い髪は肩口まで伸ばされて、触れば音を立てて滑りそうな程に艶やかで。胸元に下がる黒革のチョーカーと白い肌のコントラストが凄く綺麗。
体の前に下げられた両腕は黒いテープで纏めて拘束されていて、そこにもシルバーの鎖がヘッドを付けて下げられている。
何の予備知識のない物が見ても目を魅かれる、とにかく凄い広告だった。
それが、線路に沿ってパターンを変えて立っている。
あっと言う間に噂が広がって、今や東京都内で知らない人間はいないんじゃないかってぐらいに有名になった。

でも、その広告を一躍有名にしたのは、そのモデルの頭上に掲げられた一言。



            まだ、愛してる?



誰に当てたとも書かれていないその一言は、モデルの美しさと相まって憶測を呼び噂を広めるのだった。







事務所の中、鳴り止まない電話の音をバックに、正座でただいま説教真っ最中なのは、乱世のトップデザイナーである伊達政宗。戦国時代を経て現世に転生をした政宗には、戦国の記憶が残っていた。
そして、そんな政宗を怒るのはやはりと言うべきか、竜の右目こと片倉小十郎。もちろん小十郎にも前世の記憶と言うべき戦国の記憶が残っている。
今も昔も変わらぬ力関係と立ち位置。乱世のデザイナーであり社長でもある政宗と、その腹心である小十郎のコンビを中心に、奥州伊達軍は再びこの時代に御旗を立てんと奔走していた。つい、先日までは。



「だからよー、俺の作品は俺が一番見せ方を知ってるわけじゃん?you see?」


政宗の言葉に、小十郎は大きく息を吐いてヒタリと、目の前の主を見つめる。
生まれ変わっても何の因果か右目が潰れてしまった政宗は、一つしかない瞳に意思の全てを乗せて小十郎を見つめている。
その顔は、とても楽しそうな子供の顔で、一体己は何から怒って諌めれば言いのだろうかと、小十郎は心痛を覚える。



「いいですか?あのデザインは、確かに今年一番力を入れた物です、それは認めましょう。」


「OK、そこまではいい。」


「問題は、あの広告です。なぜ、政宗様がモデルを?」


「撮影に来たモデルが何一つイメージに合わないからだ。俺の作品は、俺が一番知っている。」


「ですが、今の状況を解っておられますか?問い合わせは殺到し、あのモデルは誰だとネットではちょっとしたお祭り状態です。」


「いいじゃねーか。何が問題だ?」


「全てです。」



小十郎の言葉に、なぜか政宗は満足そうに、そうかそうか。と一人で納得している。楽しそうなのは何よりだが、もう少し後先を考えて行動してもらいたいものだ。本当に、何一つ変わっていない。
お前が背中を守れと前を向いて全力疾走する姿も、全てを惹きつけて有無を言わさずに巻き込んで従えてしまう強さも。




「筆頭、片倉様、お取り込みの最中申し訳ねーんすけど。」



「なんだ。」


「あの、玄関に男が来てまして。」


「追い払え。乱世は何もコメントを出さねぇ。」


「いや、マスコミじゃねーっす。」



じゃぁなんだと小十郎が問いかける前に、馬鹿デカイ声が部屋の中にまで聞こえてくる。



「某、武田が家臣・・・・・幸村と申す!!伊達殿!!伊達殿の言葉、某しっかと受け止めたでござるっ!!」


「Sit!!違うのが引っかかりやがった。」



舌打ちした政宗が怒鳴ろうとする直前、馬鹿デカイ声にかぶる様にもう一つ、馬鹿デカイ声が聞こえる。



「恋だねぇ、恋だ!!あの言葉、俺に当てたと思ったんだが・・・。」



「Sit!!もっと面倒で関係ないのが掛かったか。」



一体何事だと騒然とする社内、取り敢えず玄関から室内に引き取って来いと命じる小十郎に、数人が玄関へ向かう。
ああ、とにかく頭が痛い。この我侭主君は何を狙って何の為にあんな茶番を行ったのか。理解できるからこそ、頭が痛い。



「小十郎、どうした?」


「いえ・・・政宗様、お願いですからもう少し、大人になっちゃくれませんかね。」


「Han!らしくねーな、小十郎。お前は、俺の右目だろ?」



それは、今は関係ないと思います。とは言えない小十郎だ。小十郎の腕に巻かれたシルバーリングは、政宗が初めてデザインして作ってくれた一点もの。お前の印だと与えられた右目の潰れた竜と、左目が潰れた竜が二匹絡み合うものだ。




「伊達殿、某感動したでござる!!」


「ちょいと、あれは俺へのメッセージだって。」



「どっちも違うぜ、このFools。」



ああ面倒だ。肝心の奴が引っかかってくれなければ、小十郎に怒られてまでやった意味がない。
あの変態ならば、意の一番に食いついてくると思ったのに。



「Hey、真田幸村。お前、あの犬はどうした?ああ?」


「犬?犬とは、何を言っておるのだ伊達殿。某、今も昔も犬を飼った覚えなどござらん。」


「Ahn?あー、犬じゃなくて、猿か。」




下の名前はなんだったか。呼んだ覚えも呼ばれた覚えもない。覚えているのは、あの奇妙奇天烈な頭の色と、顔形。そして、交わした睦言と汗の匂い。




「竜の旦那、そりゃねーでしょ。」




ひらり。と窓から入り込んで来たのは、紛れもなく政宗が思い描いていた男だった。あの時と変わらない、何時の間にか何処からか入り込んで、そして飄々とした顔で当たり前の様に居座って。



「佐助!!お主も来ておったのか。」



驚く真田も、その隣でまだ恋だ恋だと騒ぐ前田も、憂鬱そうにため息を吐き出す小十郎も、何も気にならない。



「Hey!真田の犬、久しぶりじゃねーか。」


「旦那も、変わってないねー。俺様へのメッセージ、確かに受け取ったぜ。」




そして、これが答えだ。





その一言は、合わせた唇の中に消えていった。














−懺悔の時間です。−

あ、古歌です。
本当にごめんなさい。
ちょっとね、あのね、色んなサイト様回って転生ものとか合って、色々滾って漲って、頑張ってみたけど玉砕的な感じで。ま、雰囲気だけでも・・・駄目ですね。

つか、前田の風来坊のしゃべり方が解らない。そして、幸村の出番とかマジいらないと思う。
なんか、筆頭がモデルして小十郎に怒られて、でも筆頭満足気とか考えてたらこうなった。佐助×筆頭大好きなんだもん。
で、筆頭がモデルするなら絶対に目線必要だよねってしーちゃんと話してたら、こんなになった。ほら、筆頭顔面犯罪者だし。
もっとまとめてから書こうかと思ったけど、この滾ったパッションをどうにかしないと。と思ってしまいまして。勢いで離陸したはいいけど、着陸場所も決まってなくて車輪も出せないまま胴体着陸密林へ。な感じになった。
爆発炎上はしてないと思いたい。でも、古歌の脳内は炎上ところじゃないし、むしろ石油コンビナートが爆発炎上みたいになってる。
とにかく、筆頭がデザイナーでモデルだと萌えるって事を言いたかったんです。