日々妄想を逍遥

ダイアリーから移築。中身は変わらずに色々と、あることないこと書き込んでます。

祝福

僕が傷つかないように。その祈りは通じた。
僕は、傷つかない。でも、毎日傷ついている。


背後で車が店のウィンドウに突っ込んだ。
本当に、一秒前は僕がそこを歩いていた。
時間と空間が歪むって分かったから、事故が起きるのも分かっていた。でも、僕は何も出来ない。僕が何かをしようとすればするほど、現象はリバウンドの様に大きくなってしまう。
僕がどれだけ足掻いても、僕は何も救えない。ただ、僕だけが傷つかないように世界は動く。
それは、今は亡き両親の願いであり祈り。


僕だけが傷つかないと気づいてから、僕はなるべく世界とのリンクを少なくした。
僕が何かを望み、その為に行動する。もしもそこに僕が傷つく要因が一つでもあれば、その要因は誰かに跳ね返る。
その誰かは無作為であり、僕の意思は関係しない。ただ僕が傷つかないように要因が避けていくだけであり、その行き先はコントロール出来ない。
僕にだけ便利で、使い勝手の悪い能力。いや、ただの迷惑な現象だ。コントロール出来るから能力。
初めはこの迷惑な現象を目当てに僕にちょっかい掛ける連中がいたけど、それも今はある程度収まっている。
把握出来ない暴力は必要ない。
そうハッキリ言われると、悲しくはなる。何度か僕を殺そうとした人たちもいたけど、それも出来ないと理解してくれたらしい。
ちなみに、僕が僕の意思で僕を傷つける事も出来ない。
一度試したリストカッとは、空間と方向を変えて僕が買っていた小鳥へ向いた。
あれが人で無くて良かったと思う僕は薄情なのかもしれない。
僕が握ったカッターで刺し貫かれた小鳥はもちろん死に、庭の片隅に埋めた。


自殺も、他殺も、事故死も望めない。
どんな作用があるか解らないから、自傷も自殺も試したことない。
ただ一度、飲み物に無差別に混入された農薬に当たった時は酷かった。
僕が飲んだ瞬間景色は歪み、一週間も進んだ世界へ飛ばされた。
僕の代わりに死んだ人は一週間も苦しんだのだろうか。
本来なら傷つく僕が、傷つかない上に時間が進む時。
それは、僕が実際は死ぬ場合のみ発動する。正確には、その事象にぶち当たってから死ぬまでの時間を進む。

例えば、車に轢かれるって思った直後、僕は小学校の入学式に参加していた。
同じように、電車で大きな脱線事故が会ったときは三日程時間が進んだ。
その他にも、マンションの屋上から突き落とされた時は一時間だけ時間が進んだ。


僕の代わりに、誰かが僕の死を引き受けて死ぬ。







―懺悔―

ども、古歌です。こんな設定楽しいじゃないか。
ただ、設定だけ考えて今後どうするかなど何も考えていいない。これぞアリガチ。
ただ、これって面白いんじゃないかにゃーって。あの、今アニメでやってるブラックロックシューターも、自分じゃないもう一人の自分が痛みを受けてるって言ってたじゃない?
自分が受けるべき痛みを誰かが肩代わりしてくれるって、設定としては面白いと思う。
ただ、その設定をどうやって生かすのか、どうやって話を組むのかは何も考えてないがな。
この僕くんも、今後どうするべきかってのは何も決まってない。ただ、この冒頭部分だけが頭の中で組立ったので忘れないウチに書いたって話。うん、そんだけなんだよ実は。
ちなみに、この僕くんは傷付かないのは身体だけです。
精神的な痛みなんて曖昧なものは、全て己で引き受けてます。
だから、どんな無茶をしても無傷で居られる。


この発想は、0能力者ミナトさんから。死なない死刑囚の話好きなんだよね。
まぁネタバレはせんが。あの話は面白かった。不老不死を違う観点で見てると言うか。絶対的な不老不死って、言われてみればそうかもって思わせるお話でした。まぁ、ミナト君がサックリ解決してくれちゃったけどね。
鏖の話も好きっすね。ちなみにこの漢字、鏖殺って打って出てくれました。途中から古歌の頭の中では、鏖では無く塵って漢字にされてたけど。
オカルト話大好きなんです。


さて、話が逸れまくった。
昨日は幕張メッセでガゼットさん10歳おめでとうライブだったんですよねー。
くっそー、古歌も行きたかった。つか、私も仕事無かったら参戦してたのに!!このクソ田舎のおかげで仕事終わってから駆けつけるなんて物理的に不可能なんだよ!!

TheGazetteで表記あってるのか?大文字小文字の自信がない。大日本異端芸者ガゼットもカッコイイと思うんだけどなぁ。
我Zって書きませんでしたっけ?あれ?うろ覚えもイイところだな。
セトリの速報みて、春雪やったのは本当に羨ましい。いいなー、春雪。別れ道もやったんだよね?いいなー。
ライブ行きたいなー。ライブ。四月にbaroque行くけど。


そんな感じで、日々過ごしてます。妄想して。んじゃ、また次回。
らぶぅー。