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日々妄想を逍遥

ダイアリーから移築。中身は変わらずに色々と、あることないこと書き込んでます。

自分の時間って話

ども、古歌です。
あまりにも様々な事が重なって何だか忙しいと吐き出しつつ、ちゃっかり映画見に行って来ました。

いやー、ずっと見たかった「風立ちぬ」をね、早く見ないと上映期間終わっちゃうしさ。

久しぶりにじっくり映画館で映画見たけど、やっぱ宮崎駿好きだわ。古歌さん、子供の頃はネズミさんで育ったので、ジブリみたのは結構大きくなってからなんだけど。
ネズミはネズミでもちろん好きだったけど、ジブリ映画の方がしっくり来たんだよね。
大人になった今でも、疲れた時はトトロが見たくなるし、ナウシカは永遠の憧れ出し。

で、「風立ちぬ」なんですけど、一部の大人の間では随分不評だったので正直どうかなーって思いながら映画館へ。比較的空いてて子供の影皆無。よっしゃ!!とガッツポーズでコーラ片手に鑑賞。
結果、コーラは全て心の汗となりました。

いや、泣いた。全体的にね、明るい話にはならないだろうなーって予感はあったんですよ。戦時中の零戦設計者と風立ちぬだもん。そりゃ、明るいお話には絶対ならないだろうと思いましたよ。

とにかく、今回のジブリはね、エロい。こんなこと言って言いのかと思うけど、エロいです。
えーっと、二郎さんと菜穂子がさ、布団の中で手を繋ぐシーンあるじゃない?
黒川夫妻の立会で結婚してから、二郎が仕事持ち帰って、布団に入る菜穂子の隣で図面を引くシーン。
菜穂子さんが、貴方手をくださいって。布団の中で二人が手を繋いで、あのシーンが一番エロかった。
病弱で死の香りが漂う美女ってのはエロいよね。そんな彼女が二郎さんの手を欲し、片時も話すなと強請り、さらには体を気遣って煙草を吸いに行きたいと呟く二郎にここで吸えと。
もうね、あのシーンは駄目だ。圧倒的にエロく、そして圧倒的に男のロマンに成り立つシーンだ。
そもそもね、奥さん結核で死にそうなのに煙草パカスカ吸う男のどこがイイんですか。
もしも私が菜穂子さん側の知り合いなら、いますぐそんな男と別れて病院戻れと諭しますって。
それがね、菜穂子はただ傍に居たいと、その一心で病院を抜け出して二郎のもとへ飛んでくるんですよ。
あれを男の理想と言わずしてどうする。

まぁ、菜穂子も菜穂子で女のナルシズムって言うのかな?ヒロイン願望を全て体現してるけどね。
病弱で老い先短い美しい女。そんな自分を一心に愛し想い支えようとしてくれる男の存在。
ただ、その男に見せるのは本当に美しい瞬間だけで、それだけを覚えてずーっとそれに縛られてしまえと言う女の傲慢さはあるよね。


ただ美しいモノを作りたいとだけ願った次郎は、きっとこの先、零戦と菜穂子に縛られ続けて一生を終えるしかないと思う。
最後の草原のシーンで、菜穂子が生きてと言って風と共に消えていく。あれは、決して励ましではなくて呪いなんだと思う。
美しさだけを追い求め、その為だけに走り続けた男の末路は、記憶の中の美しいモノをなぞる事でしか生きられない惰性の人生なんだろうな。

ただ、それでも二郎は自分の願いである美しい飛行機を作り上げ、美しい女を手にしている。
その代償だと思えば、残り惰性の人生は悪いはずがないよね。


私は、できれば菜穂子ではなく、二郎のように生きたい。
己の感性に素直に、やりたい事をやり遂げて、そして死ぬまでの時間は成し遂げた事に対する呪縛によって惰性で生きたい。
何か一つ、本当に満足いくものを成し遂げたい。その結果がどうなろうとも、そんな事どうでもいい。



以上、古歌さんの未熟な「風立ちぬ」感想でした。んでは、らぶぅーーーーー!!