異常なまでの花の色
極彩色の世界へようこそ。
そう笑った兎の頭に乗るのは花冠。様々な花を刺したその冠は美しいのかもしれない。
ただ、モノクロの世界に慣れた私の目にはただただ、うるさい。としか映らない。
貴方のツマラナイクダラナイモノクロの世界から、極彩色の色錦へご案内。
目に映る様々な花の色。
それは、単一では表せない色の集合体だ。
目に入る全てのモノは複雑に折り重なる色と色で彩られる。
なんて、なんて、美しい世界なんだろう。
それは、ある種で皮肉とも取れる私の呟き。
手の中の小さな機械で世界へと発信される色と色。
花の種類は同じとて、その色は千差万別。
どうでしょう、そうでしょう。美しい世界なのです。
兎が浮かべる得意げな笑み。それに曖昧な返事をしつつも、次々と移り変わる色を眺める。
あぁ、なんて騒がしい世界。
なんて、猥雑な世界。
落ち着かない。落ち着けない。
この世界は、色が多すぎる。
モノクロの世界が懐かしい。モノクロの世界が恋しい。
モノクロのクダラナイツマラナイ世界しか知らない貴方には、この世界の美しさが解らないと思いましたが、なかなかどうして、貴方の目は色を見つめる事が出来るのですね。
兎の言葉が耳に触る。この兎は何を言っているのだろうか。
別に色が嫌いなわけがない。
鮮やかな世界が嫌いなわけがない。
それでも、心が欲するのは恋するのは、モノクロの世界。
クダラナイ?ツマラナイ?モノクロの世界は、そうなのか?
美しい世界。色と色の彩の世界。
美しい世界?この騒がしさが、猥雑さが、美しい世界?
この世界の美しさは並び立つものがないモノでございます。
そうかもしれない。美しさはさておき、こんなに騒がしい世界は、こんなにうるさい世界は、並ぶものがないだろう。
どうです?美しいでしょう?コレが美しいと言うものなのです。シンプルなどただの機能美。アレを美しいとは言いません。
そうなのか?余計な色を一切排除したモノクロの世界は、ただの機能でしかないのか?
シンプルは美しくない?
例えば、たった一言に集約される表現は美しくないのか?
例えば、たった一行に集約される数式は美しくないのか?
解らない。
美しい、が解らない。
色に溢れる世界が美しくないとは言えない。この騒がしさは嫌いではない、美しいとも思える。
ただ、コレが唯一つの美しいなのか?
シンプル、それもまた美しい。
そう。一つではない。唯一つでは、ない。
世界が様々な世界であるのは、その数だけ美しいがあるのではないか?
それが、世界を構築する価値観ではないのか?
唯一つ、それは絶対的に有り得ない価値観ではないのか?
好き、嫌い、感情に左右されるあやふやで曖昧な感覚こそが、美しい。
色と色の彩も、また美しい。
兎の顔が歪む。
笑みが引き、残るのは侮蔑と差別とを冷淡に浮かべる顔。
あぁ、貴方も認められないモノなのか。あぁ、貴方も素直になれないモノなのか。
兎が指を鳴らす。
突如足元に空いた穴。
真っ暗な世界へ落ちていく。
見下ろす兎の顔は、笑み。
認められない、素直になれない哀れな貴方には、美しくない世界がお似合いだ。
そう呟き兎は、笑みを浮かべて落ちる私を見下ろす。
美しく、ない。
そう、美しいは千差万別。美しいは、様々な色。美しいは、シンプル。
唯一つ言えるのは、お前のその顔は美しくない。人を哀れみ蔑み見下ろすお前の顔は、絶対に美しく、ない。
−反省会と土下座のお時間−
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||. (・ω・`| ショボーン
||oと. U|
|| |(__)J|
||/彡 ̄ ガチャ
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||. ( | じゃ、そういうことで
||oと. |
|| |(__)J|
||/彡 ̄ スチャ
___ パタム
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あ、すいません古歌です。
あ、すいません古歌ですいません生まれてきてすいません。
あのね、押し付けって嫌よねって話をしてて生まれた思いつきで勢いで書いてすいません。
ってことで、書き逃げします。すいません古歌でしたらぶぅーーーー!!