日々妄想を逍遥

ダイアリーから移築。中身は変わらずに色々と、あることないこと書き込んでます。

期末テスト

青空しか見えない空間が好きだ。
今日も今日とて学校にて補習。
悲しいかな、夏休みももう佳境って思う今日この頃、俺のかわいそうな頭は勉強をしっかり放置してくれちゃってるので、今更補習を受けたところで何も変わらないのに。
先生も大変だよね、この夏休みに馬鹿な生徒に関わってあげなきゃいけないなんて。


「そう思うなら、しっかり勉強すれば?」

「それとこれとは話が別なんだよね。」


期末テストで、過去最低得点を樹立してしまったのが間違いだったな。
数学は一桁、古典はマイナスが付いてた。ちなみに、英語は何とかギリギリ二桁で、科学と生物は滑り込みで赤点。現代文は学年トップだけどね。



「期末テストの前に勉強会やっただろうが。」

「無理無理。俺さ、先天的に数字やアルファベットと仲良く出来ない見たい。」

「古典は。」

「今回作品に興味持てなかったからね。」

「お前の頭はどうなってんだか。」



深いため息付きながらコンビニで買ったパンを齧る眼鏡の秀才くん。
本当に秀才君なんだけど、呆れるぐらいに素行が悪いので俺と一緒に補習です。
ちなみに俺は、呆れるぐらいに勉強が出来なくてついでに素行も悪い。救えないって先生に言われるけど、俺は気にしない。つか、救ってもらう気もないしね。
屋上は本当は立ち入り禁止なんだけど、数年前の先輩達が鍵をコピーしてくれて、その鍵は代々ウチの学校のトップに受け継がれる、言わば伝統。
屋上の鍵はトップの証で、屋上はトップだけが使える権力なんですよ。
入学して早々に、この秀才君と仲良くなって、で二人でノリで学校を征服してみました。
トップに興味はなかったけど、屋上は欲しかったしね。



「あ、見てみて。今日はうお座が恋愛運上昇だって。」

「何読んでんだよ。」

「ポップ●ーン。」

「なんで?」

「なにが?あ、みずがめ座は金運注意だって、それから出会いには慎重にってさ。」

「あ、そ。」

「あらー、ドライな反応。」



氷点下の視線で俺を射抜く秀才君。その視線は好き。
言っとくけど、俺はマゾじゃないよ?変態でもないよ?ホモでもないよ?
ただ、この人のこの反応が好きなだけ。
冷たいのに何処か突き放さない秀才君。突き放さない癖に踏み込みもしない。
貴重な距離感だよね。ふふ、楽しい。



「お前、この文法覚えろ。この三つ。」

「なんでよ?」

「次の再テストで出るぞ。これだけ書ければなんとかなるだろう。」

「正確には、五回目の再テストだけどね。」

「いい加減合格してやれ、可哀想に。」

「俺が?」

「先生が。」

「デスヨネー。」

「それに、明日は花火大会だぞ?一日学校で潰すきか?」

「あーお、麗しの俺の花火大会。浴衣の女性は男の浪漫。」

「本当、漢字は得意ね。」

「麗しい、浪漫、耽美、懐古主義、全て綺麗な日本語だよね。」

「なのに古典は零。」



えぐるね、この秀才。
差し出されたノートには、顔に似合いの美しい文字が躍っている。
秀才君の字は、すごく綺麗。流れるって言うよりも、踊るって感じ。英単語がいくつも連なって出来上がる英文を無理やり頭の中に押し込む。



「あ、チャイム。」

「食え、その紙。」






−懺悔コーナーと言うなの言い訳−

どもども、古歌っす。
最近なんかこんな話ばっかりでスイマセン。夏だから、夏だから古歌の頭の中身も融解してるんだと思うんだよね。アイスクリーム並に熱さに弱いの、解けてデロデロなの。
そのまま綺麗さっぱり流れたら少しはまともになるかもしれないのに。

それにしても熱いな・・・熱いです。
節電でクーラーを切ってみましたけど、窓を開けたら熱風しか入ってきません。
事務所熱いです。ロビーから流れてくる冷気が救いです。
それでも夏になると窓を開けたくなるのは、最早刷り込みによる風習だと思う。むしろ習慣か?
基本クーラー大好きな子ですけどね。でもあんまりクーラーに頼るのも癪なんだもんよ。
仕事一段落付いたら基本切ってます、クーラー。動きまわってるわけじゃないしね。
今日は地元で大きな祭りがあります。
取り敢えず、祭りの楽しみ屋台めぐりをしようと思ってます。
イカ焼き、チョコバナナ、綿飴、クレープ、お好み焼き、焼きそば、たこ焼き、串ステーキ。
それだけを励みに残りの仕事時間頑張ります。
今日は定時で還れるかな・・・むしろ、帰りたいんですけど・・・駄目?デスヨネー。