日々妄想を逍遥

ダイアリーから移築。中身は変わらずに色々と、あることないこと書き込んでます。

不思議の国

不思議な国への扉は、すごく近くにあったのかもしれない。


兎の穴に落ちた先には何処までも続く長いトンネル。そして、不思議な風景の数々。重力も、引力も、この世の理と思っていたものを全て無視した不思議としか異様のない空間。
そんな中を冷静な頭で落ちた先には、これまた不思議な空間。
私を飲んで?
普通怪しくて飲まなくない?現代っ子を舐めるなよ?つか、この味はどう考えても劇薬指定だと思う。どこのどいつだ、チェリーパイとかアメリカンなこと言った女は。もちろん、カスタードパイでもありませんでした。つか、パイから離れろ。
縮んだ体を想定していたので、ちゃんと鍵は手の中に。そうそう何度も小さくなったり大きくなったりすると思うな創作者。原作に忠実になんて、後ろ足で砂掛けて蹴り飛ばしてやる。
おっと、テーブルの下にあった大きくなるクッキーはアイテムだからね、いただいた。それから、小さくなる劇薬もポケットに。もちろん、これも後で使えるかもしれないから。
ゲームの基本はアイテムを獲る事。もちろん、自力でね?
全ての主人公が場面に馴染めない馬鹿ばかりだと思うなよ。話が進まない?出番がなくなる?そんなの知ったことか。
お決まり設定でしか生かせないキャラクターを作った創作者を恨めばいいよ。


さーて、チェシャ猫はまだかね。
アイツが一番好き。あの曖昧な感じが一番好き。
味方でも敵でもないっての、カッコいいじゃん。
それから、マッドハッターも好き。トチ狂った人間は、好き。人間に分類していいのか解らないけどね。それでも、格好は人間だもん。



「はーい、アリス。」
「ストップ。何でチェシャ猫とマッドハッターが仲良く全裸でベッドに寝てやがる。そして、チェシャ猫は猫だ。人間の格好は反則だ。」


キングサイズの大きなベッド。猫耳は一応付いてるし、尻尾もあるよって。そんな今流行りの萌え系な格好されても変態さんにしか見えません。
回れ右からの全力疾走を狙っては見たものの、ワンダーライドの最強コンビに叶うわけもなく、哀れな生贄同様に引き摺って連れて行かれるのはベッドの上。
お茶会はどうした、お茶会は。



「はい、お茶でもいかが?」
「いかにも怪しげなピンクの液体を差し出して何がお茶だってんだよ。」
「現代っ子可愛くなーい。」
「受けが全て天然愛されキャラだと思うな。ちなみに、ツンデレでもない。デレの発生が極端に低いツンデレでもない。」
「じゃ、クールビューティー?」
「どこで覚えたその言葉。」


にやりと微笑むチェシャ猫の顔。そんなところだけ原作に忠実になるな創作者。むしろ、創作者≒神ってことですか?俺はそんなの認めない。
作り物の世界の住人だろうと、俺の未来は俺が決める。
だから、ご都合主義に服が消えてなくなったのも気の迷いだ。



「はーい、あーンしてくださいねぇ。」
「離せぇぇぇぇぇぇ!!」



胡散臭い笑顔で迫るなマッドハッター。
お前も笑ってないで停めろ、この腐れチェシャ猫。
最凶同士が禍々しいコンビを組むんじゃねぇぇぇぇぇ!!








−懺悔と言う名の懲りない言い訳−
ってことで、古歌です。
アリスインワンダーランドを見たんですよ。
見た結果がこれですよ、奥さん。
なーんか、アリスの短編書きたくなって書いたら、こーなった。
反省と後悔は古歌の脳内に無い。
マインドから消してます。
いやね、始めは後ろ暗い感じで、過去を無くしたくて彷徨って行き着く先がワンダーランドって可笑しな、オカシクなる世界ってしようと思ったのに。
気付いたらアリスが男の子になり、チェシャ猫とマッドハッターが変態になりました。別に、映画見てどうこうって訳じゃないので、セーフだよね?
現代っ子アリスとか面白いかなーって思って。警戒心バリバリ強い現代っ子はきっと、すぐに見破って上手く立ち回る気がします。取り敢えず、手に入れたアイテムは全てポケットに入れる程度には賢いと思いたい。
そんでもって、帽子屋も猫も、きっと変態及びサドだと断定してやまない。
アリスネタって多いよね?でも、きっと熱が冷めなかったらまた・・・書く・・・かも・・・うん。今度は設定練って短編にしたいなぁ。