日々妄想を逍遥

ダイアリーから移築。中身は変わらずに色々と、あることないこと書き込んでます。

巻き戻す

昨日書いた散文は、悪ノ召使を聞いて出てきた散文。
全然違う話じゃないかって突っ込みはしないのが大人のマナーです。
レン声が凄く好きみたいです。機械なんだけどね、でも好きなんだもん。ちなみに、ちょっとした知り合いに聞かせたら、自販機の声そっくりとか言われました。

そして全然話を返るけど、ちょっと本棚が倒壊しました。
地震が夜中にあったらしくてね。
起きたら中身がごっそり飛び出してました。
アイヤーとか思って片付けてたら、どっかに置き忘れたと思ってた「李欧」が出てきました。
高村薫さんの作品で「わが手に拳銃を」を書き直した文庫です。
久しぶりに読んだら、感覚が学生時代に巻き戻されました。
これ、高校?中学かも?に読んで、凄い影響受けたんですよ。
衝撃?ともかく、何か凄いショックを受けた。
五條瑛に丁度嵌ってた時期で、偶然家の本棚に「照柿」を見つけて初めて高村薫を読んで、それから「李欧」。
夢中で何度も読み返して、文庫はボロボロになって、一回買い直したなんて。
実は、先に「李欧」を読んだんです。その後に「わが手に拳銃を」を読んだんですよねー。


李欧が男前過ぎなんですよー。
一彰と李欧が初めて会う瞬間。

「ヘイ!あんたが気に入った。」
「俺もだ。」

これにノックアウト。

「あんた、名前は」
「惚れた?」

完敗だぜ。勝てる要素が見当たらないぜ。
ともかく、一彰と李欧の関係が好きです。
恋人でも友達とも違う、もっと深い感じ。
仲間とか、相棒とか、言葉は沢山あるけどさ。
並び立って、共に走る片割れ?
うーん、日本語、難しいね。



李欧読んでると、全ての感覚が学生時代に引き戻される。
物の見方も、感じ方も、思考までもが巻き戻す。
ほんと、嫌な子供だったよなー。
当時の日記なんて、焚書もんですよ。


駄目だ、咳が止まらん。
今日はもう寝るかな。