誰もいない。 ただ一人で煙草を吸った。 最後の一瞬だけ燃え上がった火の粉がわが身を焦がす。 夜の駅はほとんど人がいない。 改札から地下通路を通ってホームへと急な階段を上がる。通り抜けた改札はとっくの昔に無人になっていて、冷たく無慈悲な自動改札…
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